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外から見る日本語

  • 執筆者の写真: 矢野修三
    矢野修三
  • 2023年9月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年10月3日

          お別れインタビュー記事   バンクーバー新報 9月号

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連載コラム「外から見る日本語」

矢野修三さんインタビュー


日本語教師の矢野修三さんによる「外から見る日本語」は、

バンクーバー新報が紙媒体だった2001年から始まった。

新報がオンラインに移行してからも、変わらず月1回のペースで掲載を続けてきたが、

この度22年間の連載が終了。長きにわたったコラム連載への思いを聞いた


コラム連載において楽しかった点、うれしかった点は何でしょうか。

 ものすごく楽しかったし、自分自身も勉強になりました。日本語教師養成講座でも、

「日本語を教えるには、絶対に外から見ないとダメなんだ」と話しています。

「外から見る日本語」というコラムのタイトルも、こうしたことに基づいてつけました。


(コラム連載は)とても勉強になったというのが一番ですね。

これまでに連載の5周年、10周年、100回記念などで取材をしていただいたのですが、

その度に必ず言うことは決まっていて、「こんなに長く続くとは…」。それは実感として

いつもありましたね。


コラムは日本語学習の上級者の人たちが多く読んでくれていて、内容について多数、質問をもらいました。例えば、一番最初に書いたのが「会社と家庭、どっちが大事?」ということだったんです。今では日本でもあり得ないような質問ですが、自分が日本で会社員だった40~50年ほど前には、実際に言われたこともあるんです。カナダに来てから驚いたことの一つとして、会社に対する概念が日本とはまったく違っていたことなので、コラムで取り上げたんですね。しかし、日本語の上級者から「この質問の意味がよくわからない」と言われました。リンゴとミカン、牛肉と豚肉、それぞれどちらが好き?という質問なら分かるけれど、リンゴと牛肉、どちらが好き?と聞いているようなものだと言うのには、驚いてしまいました。そういう反応や指摘をもらうのも、おもしろいし、勉強にもなりますね。


 こうした質問がコラムの題材にもなりますし、「そういう見方もあるのか」といった発見があるのもおもしろい。それも長く続いた理由の一つだと思います。最初のうちは「書くことがあるかな」と心配したこともありましたが、続けていくうちにそういったことはなくなりました。こうしたことからも言葉というのは奥が深いなと思いました。


苦労した点は?

 正直言って、楽しく勉強にもなっていたので苦労はなかったですね。日本などに行くためにこちらをしばらく留守にするので、少し休ませてくださいというのはありましたが、

それ以外で掲載をお休みすることもなかったです。  あえていうなら、もっとわかりやすく説明したいことがあるのに、文字数制限のある中でそれをまとめるのが難しいことがあったというくらいですかね 。


日本語教師養成講座は、現在オンラインでおこなっている。

問い合わせは以下まで。

E-mail:yano@yanoacademy.ca ウェブサイトはこちら (取材 大島多紀子)


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