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『よもやま日本語』   日本語教師 矢野修三 -5

  • 執筆者の写真: 矢野修三
    矢野修三
  • 2020年12月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月25日

☆ 「おめでとう」の巻

 日本語ではおめでたい時の挨拶として、ほとんどの場面で「おめでとうございます」を使う。例えば、お正月を迎えたときは「明けましておめでとうございます」であり、誕生日も「お誕生日おめでとう」。おめでたい結婚式や卒業式はもちろん、合格祝いや昇進祝いなどにも、この「おめでとう」を使う。 しかしこの「おめでとう」を英語に訳そうとすると、なかなかややこしい。少なくとも2つの言い方が必要である。お正月や誕生日の場合は「Happy New Year」や「Happy birthday」のように「Happy」になるが、結婚式や卒業式、さらに合格祝いや昇進祝いなどは「Congratulations 」である。  でも、英語はなぜ2つを使い分けているのであろうか…。確かに、正月や誕生日などは別に本人が努力しなくても、自然に向こうからやってくるものである。そのような場合には「Happy」がふさわしいのであろう。  一方、卒業や試験合格などは本人が懸命に努力して手に入れたものである。そのような場合は「Congratulations」を使っている。なるほど、I see.そういえば、結婚式において、この「Congratulations」は新郎には使うが、新婦に対しては使わないほうがいいと、かなり前だが、習った記憶がある。  でも昨今はノープロブレムのようだが…。 うーん、とても粋な使い分けである。日本語と英語を比較すると、はるかに日本語のほうが奥の深い言語であると日本語教師としては感じているが、でもこの「おめでとう」に関しては英語に軍配を上げたくなってしまう。

(うっぷすバンクーバー掲載)

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